はじめに―「なぜ、あの人は伸びないのか?」
こんにちは。もののふ算命塾の松田貴盛です。
経営者、管理職の皆さん、こんな悩みはありませんか?
「優秀だと思って採用したのに、期待通りの成果が出ない」
「同じように指導しているのに、伸びる人と伸びない人がいる」
「適材適所が分からず、人材配置に悩んでいる」
私はこれまで、一万人以上の人々を指導し、多くの経営者の人材育成を支援してきました。
そして、確信を持って言えることがあります。
人が伸びないのは、能力がないからではない。
その人の「器」に合わない役割を与えているからだ。
算命学の「十大主星(じゅうだいしゅせい)」は、一人ひとりの才能の型を明らかにする智慧です。
この智慧を使えば、部下の才能を最大化し、組織全体のパフォーマンスを劇的に向上させることができるのです。
1. 「十大主星」とは何か―人間の十のタイプ
算命学では、人間の性格や才能を「十大主星」という10のタイプに分類します。
これは、占いではありません。
2000年以上にわたって培われた、人間理解の体系です。
十大主星の全体像
十大主星は、大きく5つのグループに分かれます。
- 貫索星(かんさくせい)・石門星(せきもんせい):自立と協調
- 鳳閣星(ほうかくせい)・調舒星(ちょうじょせい):表現と創造
- 禄存星(ろくぞんせい)・司禄星(しろくせい):奉仕と蓄積
- 車騎星(しゃきせい)・牽牛星(けんぎゅうせい):行動と完成
- 龍高星(りゅうこうせい)・玉堂星(ぎょくどうせい):革新と知性
それぞれに、明確な特性、強み、弱点があります。
そして、この星を理解することが、適材適所の第一歩なのです。
2. ある経営者の失敗―「自分と同じタイプ」を求めた代償
忘れられないエピソードがあります。
ある経営者が、私のもとを訪れました。
彼は、年商10億円のIT企業を経営していました。
「松田先生、私は優秀な人材を採用しているはずなのに、なぜかみんな辞めていくんです」
私は、彼の命式を拝見しました。
彼の主星は、「車騎星」――行動力、スピード、決断力に優れたタイプでした。
「あなたが採用している人材の命式を、見せていただけますか?」
彼が持ってきたのは、辞めた社員5名の生年月日でした。
私が命式を見ると、驚くべきことに気づきました。
全員が、「車騎星」または「牽牛星」――彼と同じような行動派のタイプだったのです。
「あなたは無意識に、自分と同じタイプを採用しています。しかし、組織には多様性が必要です。行動派ばかりでは、組織は回りません」
彼は、ハッとした表情を見せました。
「では、どうすればいいんですか?」
「あなたの会社には、『禄存星』や『司禄星』――つまり、堅実で、コツコツと積み上げるタイプが必要です。また、『玉堂星』――深く考え、戦略を練るタイプも必要です」
彼はその後、採用方針を大きく変えました。
多様な十大主星を持つ人材を、バランスよく採用するようにしたのです。
結果、組織の安定性が劇的に向上し、離職率も大幅に下がりました。
「先生、『自分と同じタイプ』を求めていたことが、失敗の原因だったんですね」
3. 十大主星別「最適な役割」と「マネジメント法」
では、具体的に、各星の特性と、最適な役割、マネジメント法を見ていきましょう。
貫索星(かんさくせい)―頑固な職人タイプ
特性
- 独立心が強い
- 一つのことを深く追求する
- 自分のペースを崩されるのを嫌う
最適な役割
- 専門職、技術職
- 個人で完結する仕事
マネジメント法
- 細かく指示しない
- 裁量を与える
- 成果で評価する
石門星(せきもんせい)―調整役タイプ
特性
- 協調性が高い
- 人と人をつなぐのが得意
- 公平性を重視する
最適な役割
- チームリーダー
- 人事、総務
- プロジェクトマネージャー
マネジメント法
- チームで動かす
- 調整役を任せる
- 公平な評価をする
鳳閣星(ほうかくせい)―自由な表現者タイプ
特性
- 楽天的で明るい
- 自由な発想ができる
- ルールに縛られるのを嫌う
最適な役割
- 企画、マーケティング
- クリエイティブ職
- 対外的な仕事
マネジメント法
- 自由度を与える
- アイデアを尊重する
- 過度な管理をしない
調舒星(ちょうじょせい)―繊細な芸術家タイプ
特性
- 感受性が鋭い
- 完璧主義
- 批判に敏感
最適な役割
- デザイナー、ライター
- 品質管理
- 研究開発
マネジメント法
- 丁寧にフィードバックする
- プレッシャーをかけすぎない
- 個別に対応する
禄存星(ろくぞんせい)―奉仕者タイプ
特性
- 人の役に立ちたい
- 面倒見が良い
- 献身的
最適な役割
- カスタマーサポート
- 人材育成
- 総務、庶務
マネジメント法
- 感謝を言葉にする
- 人との関わりを大切にする
- 過度に負担をかけない
司禄星(しろくせい)―堅実な蓄積タイプ
特性
- コツコツ積み上げる
- 真面目で責任感が強い
- 安定を好む
最適な役割
- 経理、財務
- 事務、管理部門
- 品質保証
マネジメント法
- プロセスを評価する
- 安定した環境を提供する
- 急な変化を避ける
車騎星(しゃきせい)―行動派リーダータイプ
特性
- 行動力がある
- スピード重視
- 競争が好き
最適な役割
- 営業
- プロジェクトリーダー
- 新規事業
マネジメント法
- 目標を明確にする
- 競争環境を作る
- スピード感を大切にする
牽牛星(けんぎゅうせい)―完璧主義の統率者タイプ
特性
- 規律を重んじる
- 完璧を求める
- リーダーシップがある
最適な役割
- 管理職
- コンプライアンス
- プロジェクトマネージャー
マネジメント法
- 明確なルールを示す
- 権限を与える
- 成果を正当に評価する
龍高星(りゅうこうせい)―革新者タイプ
特性
- 好奇心旺盛
- 変化を好む
- 型にはまらない
最適な役割
- 新規事業開発
- R&D
- 海外事業
マネジメント法
- 自由度を最大限に与える
- 挑戦を奨励する
- 失敗を許容する
玉堂星(ぎょくどうせい)―知性派タイプ
特性
- 論理的思考
- 深く考える
- 知識欲が強い
最適な役割
- 戦略企画
- コンサルタント
- 研究職
マネジメント法
- 論理的に説明する
- 学びの機会を提供する
- じっくり考える時間を与える
4. 「適材適所」の実践例―ある企業の劇的な変化
ある製造業の経営者が、私の助言で人材配置を見直しました。
変更前
- 営業部長:玉堂星(知性派)→ 戦略は練るが、行動が遅い
- 製造部長:車騎星(行動派)→ スピード重視で品質に問題
- 総務部長:龍高星(革新派)→ ルーチンワークに不満
変更後
- 営業部長:車騎星(行動派)→ 積極的に動き、売上が向上
- 製造部長:司禄星(堅実派)→ 品質が安定し、不良率が激減
- 総務部長:石門星(調整役)→ 社内の雰囲気が改善
- 戦略室長(新設):玉堂星(知性派)→ 中長期戦略を担当
結果、1年で売上が20%増加し、社員満足度も大幅に向上しました。
おわりに―人の才能は、「器」に合った役割で輝く
人には、それぞれの「器」がある。
その器に合わない役割を与えれば、どれだけ優秀でも力を発揮できません。
しかし、器に合った役割を与えれば、驚くほど輝き始めます。
十大主星は、その「器」を見極める智慧です。
部下の才能を最大化する経営者になりましょう。
もののふ算命塾 塾長
松田 貴盛
