実践

2025.12.12

経営者のための「運気の波」の乗りこなし方:10年運を味方につける戦略

経営者のための「運気の波」の乗りこなし方:10年運を味方につける戦略

はじめに―「運気」を無視する経営者は、いずれ壁にぶつかる

こんにちは。もののふ算命塾の松田貴盛です。

経営者の皆さん、こんな経験はありませんか?

「数年前はうまくいっていたのに、最近は何をやってもうまくいかない」
「同じ戦略なのに、今年は結果が出ない」
「なぜか、今期は流れが悪い」

多くの経営者は、これを「市場環境の変化」「景気の問題」だと考えます。
もちろん、それも一因です。
しかし、私はこれまで数多くの経営者を見てきて、確信しています。

経営には、明確な「運気の波」がある。

そして、この波を理解し、乗りこなせる経営者は、長期的に成功し続けます。
逆に、この波を無視する経営者は、いずれ大きな壁にぶつかるのです。

1. 経営における「10年運(大運)」とは

算命学では、人生は10年ごとの周期で動いていると考えます。
これを「大運(だいうん)」と呼びます。

経営者にとっての10年運

経営者の10年運は、会社の運気にも直接影響します
なぜなら、経営者の決断が、会社の方向性を決めるからです。

ある10年は、「攻めの時期」――積極的に投資し、拡大すべき時期。
ある10年は、「守りの時期」――基盤を固め、内部を充実させるべき時期。
ある10年は、「転換の時期」――ビジネスモデルを見直すべき時期。

この波を理解せずに経営すると、どれだけ優秀でも失敗します。

2. ある経営者の失敗―「攻めるべきでない時」に拡大した代償

忘れられないエピソードがあります。
ある経営者が、私のもとを訪れました。
彼は、50歳。年商20億円の製造業を経営していました。

「松田先生、私は3年前、工場を新設しました。さらに成長すると思っていたんです。しかし、まったく売上が伸びない。むしろ、借入金の返済に苦しんでいます」

私は、彼の命式を拝見しました。
そして、気づきました。
彼が工場を新設した3年前――それは、彼の10年運が「守りの時期」に入った直後だったのです。

「あなたが工場を新設した時期は、『拡大』ではなく『内部充実』に向かうべき時期でした。その時期に大きな投資をしたことが、今の苦境を生んでいます」

彼は、愕然とした表情を見せました。

「では、どうすればよかったんですか?」

「その時期は、新しい工場を作るのではなく、既存の工場の生産性を上げ、社員教育に投資し、技術を磨くべきでした。そして、5年後に『攻めの時期』が来ます。その時に、新工場を建てるべきだったのです」

彼はその後、戦略を大きく変えました。
新規投資を止め、既存事業の効率化に集中しました。
そして、5年後――「攻めの時期」が来た時――改めて拡大戦略を取りました。
今では、年商30億円を超え、安定した経営を続けています。

「先生、タイミングがすべてだったんですね」

3. 10年運の「五つのタイプ」と経営戦略

10年運には、大きく分けて五つのタイプがあります。

タイプ1:「木」のエネルギー期―成長・拡大の時期

特徴

  • 新規事業が成功しやすい
  • 人材採用に適している
  • 積極的な投資が成果を生む

経営戦略

  • 新規事業の立ち上げ
  • 市場シェアの拡大
  • 人材への積極投資

タイプ2:「火」のエネルギー期―躍進・認知の時期

特徴

  • ブランド力が高まる
  • メディア露出が増える
  • トップの影響力が最大化する

経営戦略

  • ブランディング強化
  • PR・マーケティング投資
  • トップ自らの発信強化

タイプ3:「土」のエネルギー期―安定・基盤固めの時期

特徴

  • 組織が安定する
  • 内部体制の整備に適している
  • 短期的な成長より、長期的な基盤作り

経営戦略

  • 組織体制の見直し
  • 業務プロセスの標準化
  • 財務基盤の強化

タイプ4:「金」のエネルギー期―収穫・効率化の時期

特徴

  • 無駄を削ぎ落とす時期
  • 効率化が成果を生む
  • 選択と集中が重要

経営戦略

  • 不採算事業の撤退
  • コスト削減
  • コア事業への集中

タイプ5:「水」のエネルギー期―学び・準備の時期

特徴

  • 新しい知識・技術の習得に適している
  • 次の成長に向けた準備期間
  • 外部から学ぶことが重要

経営戦略

  • R&D投資
  • 経営者自身の学び
  • 次世代ビジネスモデルの研究

4. ある経営者の成功―「波」を完璧に乗りこなした10年

もう一つ、成功例をお話しします。
ある経営者が、10年前、私のもとを訪れました。
彼は、当時35歳。小さなIT企業を経営していました。

「松田先生、私はこれから、どう経営すればいいでしょうか?」

私は、彼の今後10年の運気を読み解きました。

「あなたのこれからの10年は、大きく3つの時期に分かれます」

第1期(最初の3年):「守りの時期」

  • 無理に拡大せず、技術を磨くべき時期

第2期(次の4年):「攻めの時期」

  • 積極的に事業拡大すべき時期

第3期(最後の3年):「収穫の時期」

  • 成果を確実に刈り取り、効率化すべき時期

彼は、この助言を忠実に守りました。

最初の3年間

  • 新規事業には手を出さず、自社の技術力を徹底的に磨いた
  • 優秀なエンジニアを採用し、育成に投資した

次の4年間

  • 新規事業を3つ立ち上げ、すべて成功
  • 年商が3億から15億に拡大

最後の3年間

  • 不採算事業を整理し、コア事業に集中
  • 効率化により、利益率が大幅に向上

10年後、彼の会社は年商20億円、営業利益率15%の優良企業になっていました。

「先生、もし10年前に、この『波』を知らなかったら、絶対にここまで来られませんでした」

5. 経営者が「運気の波」を活かす五つのステップ

では、具体的に、どう運気の波を経営に活かすのか。

ステップ1:自分の「10年運」を知る

まず、自分の今後10年の運気を知ってください。
これが、すべての戦略の基礎です。

ステップ2:「中期経営計画」と運気を連動させる

10年運に基づいて、中期経営計画を立ててください。
攻める時期、守る時期、転換する時期――すべてを運気に合わせます。

ステップ3:「年次計画」を運気で調整する

10年運だけでなく、1年ごとの運気もあります。
年次計画を立てる際、その年の運気を確認してください。

ステップ4:「決断のタイミング」を運気で判断する

大きな決断(M&A、新規事業、大型投資など)をする際、必ず運気を確認してください。
運気が味方している時に動けば、成功確率は劇的に上がります。

ステップ5:「定期的な見直し」を行う

運気は常に動いています。
半年に一度、自分の運気と経営戦略がズレていないかを確認してください。

6. 「運気」と「努力」の関係

ここで、誤解してほしくないことがあります。
運気を知ることは、努力をしなくていいという意味ではありません。
むしろ、逆です。

運気を知ることで、努力の方向性が明確になるのです。

守りの時期に無理に攻めて消耗するより、守りの時期は内部を固め、攻めの時期に全力で攻める。
この「メリハリのある経営」こそが、長期的な成功を生むのです。

おわりに―運気を味方につける経営者になる

経営は、マラソンです。
短距離で全力疾走し続けることはできません。

ペース配分が、すべてを決める。

そして、そのペース配分を教えてくれるのが、運気の波なのです。

もし、あなたが長期的に成功したいなら。
もし、あなたが持続可能な経営をしたいなら。

運気の波を学んでください。

運気を味方につける経営者になりましょう。

心よりお待ちしています。

もののふ算命塾 塾長
松田 貴盛



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