はじめに―「使えない部下」という誤解
こんにちは。もののふ算命塾の松田貴盛です。
管理職の方から、よくこんな相談を受けます。
「部下が使えないんです」
「何度言っても、分かってくれません」
「部下のモチベーションが上がりません」
しかし、私はこれまで多くの上司・部下関係を見てきて、確信しています。
「使えない部下」はいない。「活かせていない上司」がいるだけだ。
部下が力を発揮できないのは、部下の能力不足ではありません。
上司が、部下の「本質」を理解していないからです。
算命学で部下の命式を理解すれば、どんな部下も必ず輝きます。
今日は、上司と部下の関係を最適化する相性の見方をお伝えします。
1. 上司と部下の「すれ違い」はなぜ起こるのか
まず、なぜ上司と部下の間で、すれ違いが起こるのか。
すれ違いの原因1:「価値観」の違い
上司と部下で、何を大切にするかが違います。
例
- 上司:スピード重視(車騎星)
- 部下:丁寧さ重視(司禄星)
この違いを理解せず、上司が「もっと早く!」と言い続けると、部下は苦しみます。
すれ違いの原因2:「コミュニケーションスタイル」の違い
上司と部下で、コミュニケーションの取り方が違います。
例
- 上司:結論から話す(天将星)
- 部下:プロセスから話す(玉堂星)
この違いを理解せず、上司が「結論は?」と遮ると、部下は理解されていないと感じます。
すれ違いの原因3:「評価されたいポイント」の違い
人によって、何を評価されたいかが違います。
例
- ある部下:結果を評価されたい(牽牛星)
- ある部下:プロセスを評価されたい(司禄星)
- ある部下:存在を評価されたい(禄存星)
この違いを理解せず、全員に同じ評価をすると、不満が生まれます。
2. ある管理職の変容―「使えない部下」が「エース」に
忘れられないエピソードがあります。
ある管理職の男性(45歳)が、私のもとを訪れました。
「松田先生、部下のAが、まったく使えないんです。何度指示しても、動かない。もう、諦めようと思っています」
私は、上司と部下Aの命式を拝見しました。
上司:車騎星2つ(行動的、スピード重視、決断が早い)
部下A:司禄星2つ(慎重、コツコツ、プロセス重視)
完全に正反対でした。
私は、上司に説明しました。
「あなたは、車騎星を持っています。だから、『即行動』が当たり前だと思っています」
「しかし、部下Aは、司禄星を持っています。彼は、慎重に考えてから行動するタイプです。『即行動』は、彼の本質に合っていません」
「あなたが『早く動け!』と言い続けると、彼は『理解されていない』と感じ、モチベーションが下がります」
上司は、ハッとしました。
「では、どうすればいいのですか?」
「部下Aには、時間を与えてください。そして、プロセスを評価してください。結果だけでなく、『丁寧に仕事をしているね』と声をかけてください」
上司は、その通りに実践しました。
すると、驚くべき変化が起こりました。
部下Aは、生き生きと働き始め、3ヶ月後には、チームで最も信頼される存在になりました。
上司は、こう語りました。
「先生、Aは『使えない部下』ではありませんでした。私が『活かせていなかった』だけでした」
3. 「十大主星別」部下へのマネジメント方法
部下がどの星を持っているかによって、最適なマネジメント方法が変わります。
貫索星を持つ部下
特徴:独立心が強い、一人で仕事をしたい、指示されるのを嫌う
マネジメント方法
- 細かく指示しない
- 裁量を与える
- 一人で完結できる仕事を任せる
NG マイクロマネジメント、細かい報告を求める
石門星を持つ部下
特徴:協調性が高い、チームで働きたい、調整役
マネジメント方法
- チームで動く仕事を任せる
- 調整役として活用する
- 感謝を伝える
NG 一人で仕事をさせる、孤立させる
鳳閣星を持つ部下
特徴:おおらか、クリエイティブ、自由を好む
マネジメント方法
- 自由を与える
- クリエイティブな仕事を任せる
- 細かいルールを押し付けない
NG 厳格なルールを押し付ける、管理しすぎる
調舒星を持つ部下
特徴:繊細、完璧主義、感受性が強い
マネジメント方法
- 丁寧にフィードバックする
- 批判ではなく、建設的な提案をする
- 心理的安全性を確保する
NG 人前で叱る、雑に扱う
禄存星を持つ部下
特徴:愛情深い、尽くす、認められたい
マネジメント方法
- 感謝を伝える
- 貢献を認める
- 人を育てる役割を与える
NG 当たり前だと思う、感謝しない
司禄星を持つ部下
特徴:真面目、コツコツ、プロセス重視
マネジメント方法
- プロセスを評価する
- 安定した環境を提供する
- 丁寧な仕事を認める
NG 結果だけを評価する、急かす
車騎星を持つ部下
特徴:行動的、スピード重視、競争が好き
マネジメント方法
- 明確な目標を与える
- スピードを評価する
- 競争環境を作る
NG 曖昧な指示、スピードを評価しない
牽牛星を持つ部下
特徴:プライドが高い、完璧主義、目標達成志向
マネジメント方法
- 高い目標を与える
- 尊重する
- 達成を認める
NG プライドを傷つける、低い目標を与える
龍高星を持つ部下
特徴:好奇心旺盛、変化を好む、常識を疑う
マネジメント方法
- 新しいことを任せる
- 変化を楽しむ環境を作る
- 自由度の高い仕事を与える
NG ルーチンワークばかり任せる
玉堂星を持つ部下
特徴:知的、深く考える、学問を好む
マネジメント方法
- 考える時間を与える
- 専門性を活かす仕事を任せる
- 論理的に説明する
NG 急かす、考えずに動けと言う
4. もう一人の管理職の成功―「適材適所」で生産性30%アップ
もう一人、忘れられない管理職がいます。
ある女性管理職(42歳)が、チームの生産性に悩んでいました。
「メンバーは優秀なのに、なぜか成果が出ない」
私は、チームメンバー全員の命式を拝見しました。
そして、気づきました。
人材配置が、まったく合っていないのです。
例
- 車騎星を持つAさん→ルーチン業務担当(これでは力を発揮できない)
- 司禄星を持つBさん→新規開拓担当(これでは苦しむ)
そこで、人材配置を変えました。
- 車騎星のAさん→新規開拓担当
- 司禄星のBさん→既存顧客フォロー担当
すると、3ヶ月後、チームの生産性が30%アップしました。
女性管理職は、こう語りました。
「先生、適材適所を実現したら、みんなが輝き始めました」
5. 「相性」を活かす上司と部下の組み合わせ
算命学では、相性の良い組み合わせがあります。
相性の良い組み合わせ
組み合わせ1:天将星の上司×司禄星の部下
天将星の上司は、大きなビジョンを示します。
司禄星の部下は、それをコツコツ実現します。
組み合わせ2:車騎星の上司×石門星の部下
車騎星の上司は、スピーディーに決断します。
石門星の部下は、チーム内を調整します。
組み合わせ3:玉堂星の上司×鳳閣星の部下
玉堂星の上司は、戦略を考えます。
鳳閣星の部下は、クリエイティブに実行します。
相性の難しい組み合わせ(工夫が必要)
組み合わせ1:車騎星の上司×司禄星の部下
スピード重視とプロセス重視で対立しやすい。
→上司が、部下のペースを尊重する必要あり
組み合わせ2:天将星の上司×貫索星の部下
トップダウンと独立心で対立しやすい。
→上司が、部下の裁量を認める必要あり
6. 武士道が教える「部下を活かす」智慧
武士道には、「適材適所」の教えがあります。
武士の組織では、一人ひとりの才能を見極め、最適な役割を与えました。
万能な人間はいない。しかし、適材適所を実現すれば、すべての人が輝く。
これが、武士道の智慧です。
おわりに―部下を輝かせるのは、上司の役割
「使えない部下」はいません。
「活かせていない上司」がいるだけです。
算命学で部下を理解し、適材適所を実現してください。
すべての部下が、必ず輝きます。
部下を輝かせる智慧を、共に学びましょう。
心よりお待ちしています。
もののふ算命塾 塾長
松田 貴盛
