実践

2025.12.12

「守り」と「攻め」の判断基準:ビジネスの決断を誤らないための算命学

「守り」と「攻め」の判断基準:ビジネスの決断を誤らないための算命学

はじめに―経営者の最大の悩み「今、動くべきか、待つべきか」

こんにちは。もののふ算命塾の松田貴盛です。

経営者として、あなたは毎日、決断を迫られています。

「この投資案件、今やるべきか?」
「この人材、今採用すべきか?」
「この新規事業、今始めるべきか?」

そして、多くの経営者が、同じ悩みを抱えています。

「今、攻めるべきか、守るべきか」

この判断を誤れば、会社は大きな損失を被ります。
しかし、この判断が正しければ、会社は大きく飛躍します。

私はこれまで、多くの経営者の決断に立ち会ってきました。
そして、確信を持って言えることがあります。

成功する経営者は、「攻め」と「守り」のタイミングを見極めている。

今日は、算命学が示す「守りと攻めの判断基準」について、お話しします。

1. 経営における「守り」と「攻め」とは

まず、「守り」と「攻め」を明確に定義しましょう。

「攻め」の経営とは

  • 新規事業の立ち上げ
  • 大型投資
  • 組織拡大
  • M&A
  • 新市場への参入

つまり、リスクを取って、成長を目指す経営です。

「守り」の経営とは

  • 既存事業の効率化
  • コスト削減
  • 組織の基盤固め
  • 人材育成
  • 財務体質の強化

つまり、リスクを抑えて、安定を目指す経営です。

2. ある経営者の失敗―「攻めるべきでない時」に攻めた代償

忘れられないエピソードがあります。
ある経営者が、5年前、私のもとを訪れました。
彼は、45歳。年商15億円の卸売業を経営していました。

「松田先生、私は今、新規事業を考えています。ECサイトを立ち上げて、年商30億円を目指します」

私は、彼の命式を拝見しました。
そして、気づきました。
彼は今、「天中殺」の真っ只中でした。
さらに、今後3年間の大運も、「守りの時期」でした。

「今は、新規事業を始める時期ではありません。既存事業を固め、次の『攻めの時期』を待つべきです」

しかし、彼は聞き入れませんでした。

「市場は今が好機です。競合も少ない。今やらなければ、チャンスを逃します」

彼は、5000万円を投資して、ECサイトを立ち上げました。
結果、どうなったか。

最初の2年間で、3000万円の赤字。
既存事業にも悪影響が出て、年商が12億円に減少。
優秀な社員が3名退職。
彼は、後に私に言いました。

「先生、あなたの言う通りでした。あの時、待つべきでした」

3. 「攻め」と「守り」を判断する五つの基準

では、具体的に、どう判断すればいいのか。
算命学では、五つの基準があります。

基準1:大運(10年運)を確認する

今の10年運が、「攻めの時期」か「守りの時期」かを確認してください。

  • 木・火のエネルギー期:攻めに向いている
  • 金・水のエネルギー期:守りに向いている
  • 土のエネルギー期:安定を保つべき時期

基準2:天中殺を確認する

天中殺の期間中は、原則として「守り」です。
新規事業、大型投資、M&Aなどは避けるべきです。

基準3:年運(1年運)を確認する

10年運が「攻め」でも、その年の運気が「守り」なら、慎重になるべきです。

基準4:外部環境を確認する

運気が良くても、外部環境(市場、経済状況)が悪ければ、守りに入るべきです。
逆に、運気が守りでも、外部環境が絶好調なら、小さく攻めることは可能です。

基準5:内なる声を確認する

最後に、あなた自身の直感を信じてください。

「今だ」という確信があるか。
それとも、「まだ早い」と感じるか。

この内なる声が、最も正確なサインです。

4. 「守り」の時期に何をすべきか―ある経営者の成功例

「守りの時期」と聞くと、多くの経営者は「何もするな」という意味だと思います。
しかし、それは違います。

「守りの時期」は、次の「攻め」のための準備期間なのです。

ある経営者の事例

ある経営者が、40歳の時、私のもとを訪れました。
彼の今後5年間は、「守りの時期」でした。

「では、この5年間、私は何をすればいいですか?」

私は、こう答えました。

「次の『攻めの時期』に備えて、以下のことをしてください」

  1. 既存事業の収益性を最大化する
  2. 優秀な人材を育成する
  3. 財務体質を強化する(自己資本比率を上げる)
  4. 次の事業の準備をする(市場調査、技術習得)
  5. 経営者自身が学ぶ(経営学、業界知識)

彼は、この5年間、愚直にこれを実行しました。
そして、5年後、「攻めの時期」が来た時、新規事業を立ち上げました。
すると、驚くほどスムーズに成功したのです。

準備が完璧だったからです。
人材が育っていたからです。
資金に余裕があったからです。

「先生、『守りの時期』は、『何もしない時期』ではなく、『準備する時期』だったんですね」

5. 「攻め」の時期にすべきこと―最大限に攻める方法

逆に、「攻めの時期」が来たら、最大限に攻めるべきです。

攻めの時期の五つの行動

1. 新規事業を立ち上げる

守りの時期に準備していた新規事業を、一気に立ち上げる。

2. 大型投資をする

設備投資、システム投資、M&Aなど、大きな決断をする。

3. 人材を積極採用する

優秀な人材を、積極的に採用する。

4. 市場シェアを取りに行く

積極的なマーケティング、営業攻勢をかける。

5. 経営者自身が前面に出る

メディア露出、講演、SNSなど、経営者自身が前面に出て、ブランド力を高める。

6. 判断に迷った時の「三つの問い」

それでも判断に迷う時があります。
そんな時は、この三つの問いを自分に投げかけてください。

問い1:「この決断は、今すぐ必要か?」

もし、3ヶ月後でも間に合うなら、待つべきです。

問い2:「この決断に、確信があるか?」

迷いがあるなら、それは「まだ早い」というサインです。

問い3:「この決断に失敗しても、会社は生き残れるか?」

もし、答えがNoなら、それはリスクが高すぎます。守りに入るべきです。

7. 武士道が教える「機を見る」智慧

武士道には、「機を見て敏なり」という言葉があります。
剣の達人は、相手の隙を見極めます。
早すぎても遅すぎても、勝てません。

最良の一瞬を見極め、そこに全力を注ぐ。

経営も同じです。

「攻めの時期」を見極め、そこに全力を注ぐ。
「守りの時期」は、じっと耐え、準備する。

このメリハリこそが、長期的な成功を生むのです。

おわりに―決断を誤らない経営者になる

経営とは、決断の連続です。
その決断の一つひとつが、会社の未来を決めます。

「攻め」と「守り」のタイミングを見極めることが、経営者の最も重要な仕事です。

算命学は、そのタイミングを教えてくれます。

決断を誤らない経営者になりましょう。

心よりお待ちしています。


もののふ算命塾 塾長
松田 貴盛



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